境内や周辺には、母・八上比売が木俣神を出産した際に産湯を汲んだとされる「生井・福井・綱長井」の三神井が今も大切に保存されています。また、因幡国(鳥取県)にも八上比売や木俣神ゆかりの古社が点在しています。
この記事では、島根県出雲市の御井神社の由緒・見どころ・御朱印やアクセスの詳細から、鳥取県のゆかりの神社、出雲大社とあわせ巡るおすすめ周遊ルートまで詳しくガイドします。神話やご利益について知りたい方は木俣神とは|八上比売との誕生神話と御井神という別名、木俣神のご利益とはもあわせてご覧ください。
御井神社(島根県出雲市斐川町)の概要と由緒

島根県出雲市斐川町直江に鎮座する御井神社(みいじんじゃ)は、大国主神と八上比売の御子神である「木俣神(御井神)」を主祭神としてお祀りする古社です。平安時代の『延喜式神名帳』にも名を連ねる由緒ある式内社です。
| 項目 | 詳細情報 |
|---|---|
| 神社名 | 御井神社(みいじんじゃ) |
| 主祭神 | 木俣神(別名:御井神) |
| 配祀神 | 八上姫命(やがみひめのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと) |
| 主な御神徳 | 安産祈願・子宝・子育て・水の守護・無病息災 |
| 所在地 | 島根県出雲市斐川町直江2518 |
神話において、出雲へ赴いた八上比売が我が子を出産し、その産湯を汲んだ場所と伝えられており、現在も「安産と生命の守護神」として全国から安産祈願の参拝者が訪れます。
境内の見どころ|社殿と誕生神話の「三神井」

御井神社の境内は、緑豊かな鎮守の森に包まれた非常に清々しい空間です。
1. 格式高い社殿と八上姫・御子神の御神像
本殿は出雲地方ならではの伝統建築美を誇り、拝殿脇や境内には、母・八上比売が幼い木俣神を優しく抱く温かな表情の彫刻・像が祀られており、安産祈願の象徴となっています。
2. 産湯に使われた「三神井(生井・福井・綱長井)」
御井神社の最大の特長は、木俣神誕生時に産湯として汲まれたと伝わる三つの神聖な井戸です。
- 生井(いくい): 神が生命を得た井戸(生命力の象徴)
- 福井(さくい): 誕生した御子に幸福をもたらす井戸
- 綱長井(つながい): 御子の寿命が長く健やかであることを祈る井戸(長寿の象徴)
これら三神井の清水は古代から神聖視され、現在も「安産」や「すこやかな育児」を祈る参拝者にとって欠かせないお参りスポットとなっています。
御井神社へのアクセス・駐車場情報
御井神社は、電車・お車ともにアクセスしやすい好立地にあります。
| 交通手段 | 移動方法・ルートの詳細 |
|---|---|
| 電車(JR) | JR山陰本線「直江駅」下車、徒歩約10分(約800m)。平坦な道なりです。 |
| お車(高速道路) | 山陰自動車道「斐川IC」より車で約5分。出雲空港(縁結び空港)からは車で約10分。 |
| 駐車場 | 境内横に無料駐車場あり(普通車数台分完備)。 |
参拝時のポイント・御朱印・安産祈願
参拝作法は一般的な「二拝二拍手一拝」です。
御朱印と社務所の案内
御井神社の御朱印(初穂料300円〜500円程度)は、社務所に神職が在社されている際に授与していただけます。時期や時間帯によっては書置き対応や、兼務社での対応となる場合もあるため、御朱印を確実に希望される場合は参拝前に確認いただくか、マナーを守って参拝を行いましょう。
安産祈願のご祈祷
安産祈願の腹帯お祓いやご祈祷を希望される場合は、事前にお電話等での予約をおすすめします。
鳥取県(因幡)にある木俣神・八上比売ゆかりの神社


木俣神の物語は出雲だけでなく、母・八上比売の故郷である鳥取県(旧因幡国)とも深く結ばれています。
- 御井神社(鳥取県八頭郡八頭町): 出雲の御井神社と同じく木俣神をお祀りする神社。静かな山あいに鎮座する無人社ですが、古くから地域で大切にされています。
- 売沼神社(めぬまじんじゃ/鳥取市河原町): 木俣神の母神・八上比売を主祭神として祀る古社。八上比売の故郷の地に建ち、良縁や安産の聖地として親しまれています。
出雲大社から巡る!神話ゆかりのモデルコース
父神・大国主神をお祀りする「出雲大社」と、御子神・木俣神をお祀りする「御井神社」をあわせて巡ることで、出雲神話の家族の物語をより深く体感できます。
【おすすめ半日ドライブコース】
出雲大社 参拝 →(車で約30分)→ 御井神社(参拝・三神井の見学) →(車で約10分)→ 宍道湖畔・斐川の温泉街でひと休み
出雲大社で縁結びを祈願し、御井神社で子宝・安産や家族の健康を祈るルートは、ご夫婦やご家族での参拝に大変人気があります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 木俣神を祀る御井神社の最も有名な見どころはどこですか?
A. 木俣神が誕生した際に産湯として使われたと伝わる「生井・福井・綱長井」の三神井跡と、母・八上比売が優しく抱擁する御神像です。
Q2. 電車で行く場合、最寄り駅から歩いて行けますか?
A. はい。JR山陰本線「直江駅」から徒歩約10分(約800m)で到着できます。
Q3. 出雲大社からの所要時間はどれくらいですか?
A. お車で約30分(約20km)の距離に位置しており、出雲大社参拝と同日に巡回することが十分可能です。
Q4. 安産祈願のご利益はありますか?
A. はい。八上比売が無事に出産し三神井で産湯を汲んだ伝承から、古くより安産・子宝・子育ての守護神として広く信仰されています。
まとめ|御井神社で出雲神話の温かい聖地に触れる
島根県出雲市斐川町の御井神社は、大国主神と八上比売の愛と生命の誕生神話が息づく神聖な神社です。
出雲大社参拝とあわせて訪れることで、神々の壮大な物語と家族の絆をより一層深く感じることができるでしょう。
木俣神の誕生背景を詳しく知りたい方は木俣神とは|八上比売との誕生神話と御井神という別名、詳しい御神徳を知りたい方は木俣神のご利益とはもぜひお読みください。
参考文献・出典
- 『古事記』(岩波文庫、倉野憲司校注)
- 御井神社(島根県出雲市斐川町)社伝・案内板
- 出雲市観光協会 公式ガイド



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